婚約者に借金が!この結婚、どうするべき?

婚約者に借金が!この結婚、どうするべき?

婚約者に借金があることが判明したら、あなたはどうしますか?
ひとまず結婚は延期する人、破談にして別れを選ぶ人、気にせず結婚する人など、いろいろな人がいると思います。

どちらにせよ、もし借金が判明した場合、まずは借金の理由を聞きだすべきです。

そして自分の将来を想像して、一番幸せになれると思う道を選んでください。

あなたの人生はあなたのものです。

借金をしてしまった理由を聞く

借金をしてしまった理由を聞く

参照:「 多重債務者対策を巡る現状及び施策の動向」|金融庁

結婚をして二馬力で働いて、少しは余裕が出るかもしれませんが、二人共倒れになることも否定できません。
1人で生活できない収入の場合、結婚したらどうなるのかをしっかり話し合って冷静に判断する必要があります。

また、病気やケガ、奨学金による借金など、止むを得ず借金をしていることもあるでしょう。
この場合は、どのように返していく予定か返済計画をきちんと聞い考える必要があります。

しかし、友人と遊ぶためやショッピングなどでの浪費、パチンコなどのギャンブルのために、消費者金融から借り入れをしているということであれば、結婚すると苦労することが目に見えています。

残念ながら、借金する人は何度も繰り返す傾向があるという調査結果もあります。「借金癖」は直らないと言われており、現在残っている借金を返済しても、また借金をしてしまう可能性が高いのです。

借り入れをしている金額や返済額を確認する

借り入れをしている金額や返済額を確認する

まずは、どこからいくら借りているのかを明確にしましょう。

複数から借入をしている場合には、すべての借入先からの明細を出してもらうべきです。

特にリボ払いなどを利用している人は、自分がどこからどれだけ借りているかすら把握できていないことがあるので、注意が必要です。

その上で、今後の借金返済計画についても確認する必要があります。

借金の金額から、本人の経済力、返済能力で今後返済を続けていけるのか判断しましょう。

返済できるとしたらどのくらいかかりそうなのか、家計に対してどの程度の負担がかかるのか聞きだしましょう。

もし支払いができない場合は、債務整理をする必要があります。

これらの話を聞き、返済もできず、債務整理もしたくない、という場合は結婚すべきではありません。

借金が発覚した相手とそのまま結婚した場合、家庭生活はどうなるのか?

借金が発覚した相手とそのまま結婚した場合、家庭生活はどうなるのか?

①相手の名義でローンを組めない可能性が高くなる

結婚して相手が一家の大黒柱になる場合は、住宅ローンなどの審査も通りにくくなるため、住宅ローンを組むことを諦めなくてはならない可能性があります。

しかし、あなたが一家の大黒柱になる場合は、住宅ローンなどは自分名義で借りることになるでしょう。
その場合は、配偶者の借金暦には余り影響はないため、それほど大きな問題ではないでしょう。

②毎月の借金の返済で生活費が圧迫される

毎月、普段の生活費の他に返済金を支払うことになります。

返済が滞ってしまうなんてことにならないよう、時には生活費を削ることもあるかもしれません。

③完済するまでは子どもを作れないケースが多い

出産、育児はそれなりにお金がかかるものです。

借金を抱えたままで子供を作るのは厳しいと諦める方も多いのが現状です。

まとめ

まとめ|婚約者に借金が!この結婚、どうするべき?

たとえ結婚してもあなたまで返済義務を負うわけではありません。

しかし、同居していれば、債権者からの催促の電話が掛かってきたり、督促状が届いたり、裁判所から呼び出し状が届いたりします。
日々の生活では、こういったことが大きなストレスになることは間違いありません。

せっかくスタートした好きな人と築く幸せな結婚生活に亀裂が入ってしまう恐れがあります。

したがって、もし婚約者に借金があると知っても結婚をすると決めた場合は、結婚前に債務整理をして問題を解決した上で結婚を進めることが最善の策だといえます。

二人でよく話し合って、あなたの未来が幸せなものになるよう、より良い選択をしてください!

菰田司法書士事務所
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